蝮の孫

天野純希さんの「蝮の孫」を読みました。傑作ですね。

私は豊臣秀吉は好きではないのですが、本作で描かれている秀吉は非常に人間味があって、好意を持って読めました。

主人公齋藤龍興もなんとも潔く、清々しくて、家臣の小牧源太、長井道利、可児才蔵、九右衛門もとても魅力的な武士・忍びとして描かれています。

間違いなく天野純希さんの傑作。是非ご一読ください!

筆まめな作家さん

本当に気に入った本には作家さんに感想文をおくります。

今まで何人かの方に送りましたが、日本人作家さんの場合、まずお返事はいただけません。外国人作家の人のほうがまめにお返事をくださいます。英語で「自信ないんだけど」なんて書くと、「いやいや、君の英語はよくわかるよ」なんてお返事くれたりします。日本人作家とは違うなぁ。

 

ところが、感想文を送ると必ずお返事をくださる日本人作家さんもいます。

その方は諸田玲子さんです。

私は諸田さんの「奸婦にあらず」が大好きで、何回か読み直したのですが

2回くらい読み直した後感想文を送りました。すると時を待たずしてお返事をいただきました。売れっ子作家さんからお返事をいただいて感動しましたね。

そして、今回「月を吐く」という諸田さんの作品を久しぶりに読み、無茶苦茶面白かったので感想文を送ったところ、やはりお返事をいただきました(最初迷惑フォルダで受信してしまい気づきませんでしたが)。

ファンを大切にしてくださる作家さんにはますます活躍していただきたくて、応援したくなっちゃいますね!

加藤廣さんと明智左馬助の恋

2017年から2018年にかけて偉大な(私にとって)お二方の作家がなくなった。葉室麟さんと加藤廣さんだ。

葉室麟さんの作品は今後も読みたいと思っていた半面、「似たような展開が多いなぁ」と感じていた。

しかし加藤廣の作品は「このおやじ本当に面白い本書くなぁ」と今後も活躍を期待していた最中だったので、非常に残念だ。

私は本能寺3部作「信長の棺」「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」の中では「明智左馬助の恋」が一番好きで、唯一再読した本だ。

最近読んだ「明智光秀本能寺の変」(渡邊大門氏著)は身もふたもないような内容で、でも、まぁそうなんだろうなぁと妙に説得力のある歴史研究者の著作でしたが、やっぱり歴史にはロマンを感じたくなっちゃいますよね?!

で、今の大河ドラマ麒麟がくる」で明智左馬助を演じるのは間宮祥太朗さん。

https://www.nhk.or.jp/kirin/cast/33.html

大好きな明智左馬助なんですからね。しっかり演じてくださいよ。ヨロシク!